探偵調査員は、『孤独』には負けられない
最近は、寒さが一段と厳しくなってきました。
温暖化とはいえやはり1月、2月の東京はさすがに冬将軍。今月の中旬には東京でも初雪が降りましたね。
今日は、僕が始めて1人で任された調査現場での事について書こうと思います。
僕が探偵事務所に入社し、数ヶ月が経った後、研修期間が終わったため、1人で現場を任されるようになりました。
研修期間中は『尾行』、『撮影』など調査員として必要なことをすべて先輩に教えてもらっていましたが、研修期間終了後は、
これから1人で現場に入る時は全て1人でその場の状況に応じて行動しなければなりません。
これは僕にとって成長するために重要な現場になりました。
張り込みをするならば、ターゲットがどこか、建物に入った場合はどのように調査を行うか、どのように撮影を行うか・・・
その時その時で状況は全く異なるため少なからず上記のことは自分で全て考えなければなりません。
悩んでいる30秒の時間が調査に大きく影響する
この日の調査開始場所は、ターゲットの居住地。
調査をしたいことは、そのターゲットの交際相手の居住地でした。
その日は日曜日でターゲットが交際相手に会う確率が高いため、僕が調査を任されました。
調査開始から2時間ほどでターゲットが外出したため、尾行をしていくと、交際相手である人物とターゲットが接触しました。
その後、尾行開始。もちろん怪しまれないように(笑)
結果としては9時間ほど尾行して、知りたい情報である交際相手の居住地が判明しました。
調査全体の時間としては14時間ほどかかりましたが、調査が成功したため疲れよりも達成感がこの時初めて探偵という仕事での充実感が湧きました。
下見調査がこの先の調査の鍵を握る
探偵の仕事は、よくいろいろな現場に行くことがあります。
時には近場だったり、時には地方への現場へ出張。
基本的に、初めて行く場所が多いので毎回新規の現場になると、勉強させられることがあります。
調査場所はまず、張り込み場所などをあらかじめ下見をします。
ターゲットがどのルートを使っ て移動するのかは、尾行するまで分からないためルートによっては驚くことが多々あります。
特に、車移動の相手にはいつも以上に集中しないといけないのです。
例えば、ターゲットがよく使いなれている道路でどのタイミング、スピードで走行したら信号にできるだけ少なく捕まらずに、行けるかを知っている人だとこちらだけが信号に捕まって しまい見失う可能性があるため、車との距離感が非常に難しくなるのです。
もちろん、相手の運転を観察し、あらかじめ見極めなければいけないのです。
だからと言って、結果を急ぎすぎるとターゲットに怪しまれる可能性もあるため、尾行を途中で中断しなければいけない自体に繋がってしまいます。
このように、案件毎に様々な状況になるので、その度に学ぶことがあり、調査員は常に対応していくことを考えなければなりません。
調査員は、しっかりとした基礎ができていることが重要になるの で、常に初心でいて、勉強し続ける姿勢を持つことが、いい結果への最短ルートになるのです。