結婚後に豹変した夫
今回は、私が夫との離婚に至るまで、離婚してよかったと思うことをご紹介していきます。
元夫とは、２年の交際を経て結婚しました。
プロポーズされた時は、宇宙一幸せに思ったし、この人と結婚したいと心から思っていたので本当に幸せでした。
恋人時代には、とても優しくて楽しい男性でした。
お互い、平日は夜遅くまでくたくたになるほど働いて、やっと週末にデート出来られる、そんな日々を送っていました。
限られた短い時間の中では、出来るだけ楽しく幸せな時間を重ねてゆこうと心がけて、仕事の愚痴なども一切話したことがありませんでした。
ところが、結婚をして一緒に暮らし始めると、元夫は平日の深夜に仕事から疲れて帰宅した時、機嫌の悪い顔を私に見せるようになったのです。
ニコリともしない彼にどうにか機嫌をよくしてもらおうと思い、一所懸命色々と声を掛けてみるのですが彼の機嫌は直るどころか、鬱陶しがられるばかりでした。
挙句には、「お前は専業主婦でいいよね。女は楽が出来て羨ましいよ。」
という言葉が彼の口から何度も出てくるようになりました。
私が我慢すれば全て丸く収まる
「仕事が大変なんだから仕方ない」そう思い我慢していく日々。
しかし、それ以上に八つ当たりなのかわかりませんが、私に対して暴言を吐くようになってきました。
最初の頃は何も言い返せずにいたのですが、我慢に我慢を重ねて私のほうもとうとう爆発してしまい、家を飛び出しました。
以来、私は実家に帰り、夫とは別居生活を始めました。いわゆる家庭内別居です。
彼には妻がいないとどれだけ寂しく大変なのかをめいっぱい後悔して欲しいと期待して、あえて一切連絡を取りませんでした。
ところが、そのうち夫が反省して謝ってくるだろうと思ったのに、向こうからも一切連絡が来ないのです。
そのことに腹を立てた私は、彼との離婚を決意しました。
離婚後は実家に住み、彼はアパートを引き払って別の場所で一人暮らしを始めたようでした。
彼の離婚後の住処など興味もなかったし、私の携帯電話は離婚後にすぐ解約したので互いに連絡を取り合うことは一切ありませんでした。
あれほど好きだった彼と結婚したのに・・・
そんなわけで離婚後に彼がどうなったのかは知りませんが、私は離婚後は、なかなか仕事に就いて社会復帰することが出来ず、ずいぶん悩みました。
その時ばかりは、慰謝料請求をしてもよかったのではないか？と後悔もしました。
法律的にも慰謝料請求は、離婚後３年以内であれば、いつでも行うことが出来るそうです。
でもどうしても嫌いになった元夫と連絡を取りたくないのと、経済的に困っている自分の姿を知られたくないというプライドがあって、請求はしませんでした。
あの時から何年も経ち、今は再婚していますが、あの時の離婚の学びを無駄にしないよう再婚後も仕事を辞めませんでした。
そして、次の結婚では夫の言葉の暴力はもちろんなく、夫婦共稼ぎで苦楽を共にするような暮らしを送っています。
いくら好きで結婚したとはいえ、あの時離婚を決意して今はよかったと思っています。