別れさせ屋の依頼傾向は時代と共に変わっていく
創業して28年になりますが「別れさせ屋」を元祖として開業した当時と、最近の依頼内容の傾向をくらべてみるとその微妙な変化が浮き彫りになります。
例えば、「出会い系サイト」というキーワードはその最たるものです。
今では、スマホからのアプリによって簡単に登録できる出会い系や、出会い系というと、ちょっと抵抗があるから、出会い系ではあるがそのように感じられない出会い系サイトなど、様々な種類が多様化しました。
出会いの場がより手軽に得られるようになれば、浮気や不倫が増加するのは当然のこと。
二股や三股、複数の相手と交際する人が増えていくのもやはり当然の流れです。
男女間の色恋沙汰を扱う商売。
世相、時の文化の移り変わりのようなものを感じる機会も多いです。
以前までは、別れさせ屋工作の前に「浮気調査」の段階を踏む依頼が多かったのが、最近では少なくなりました。
相手の浮気を疑う間も無く、確定事項として私たちの元にきます。
これはおそらく、携帯電話やパソコンの普及が理由の一つでしょう。
彼、彼女、旦那、妻の携帯を見てしまって・・というフレーズはもはや、珍しくなく当たり前になりました。
また、SNSの進化も理由の一つです。
昔は、「相手は誰だかはっきり分からないけど、、うちの主人は絶対浮気しています。調べてください」という剣幕の依頼主がほとんどでした。
しかし、最近では、「職場のA子という女と浮気しているようなのです」と相手を特定した状態で訪ねてくることが断然増えました。
ですが、「女の勘が常に正しい」とは限らないのです。
こうして、時代と共に動き続けてきた別れさせ屋の依頼内容。これからは、どんな未来が待っているのでしょうか。