
付き合う男はみんなダメ男だった?私がそうさせた?
どういうわけか、私はダメ男を引き寄せてしまう体質のようです。
別れた原因はその都度違うのですが、ダメ男を好きになってしまう理由と、ダメになってしまう時の一連の流れは全て共通しています。
例えば、約束の時間にルーズなダメ男と別れた時には、周囲から「なんでそんなにだらしないダメ男と付き合うの?」と訊かれました。
理由は、結局、私の弱さと身勝手さなのだろうと思います。
最初のデートで大幅に遅刻した時は、一回目だったので「まあ、こんなこともあるかも」と思いながら、あっさり流しました。
でも二回、三回と、デートの度に時間を守らない彼に不信感を持つようになったのです。
せめて、連絡をもらえればいいのか約束の時間に起きたなどザラにありました。
独りが寂しい、ダメ男から離れられない理由
そんな時、毅然とした女性ならば、「あ、この人はダメ男なんだな」と悟って別れたりするのでしょうが、私は別れたりしないのです。
それは、一人だと寂しいからなのです。
この人と別れたら、独りぼっちになってしまう・・・
そんな”一人でいられない体質”が私の”ダメ男引き寄せ体質”に直結しているのだろうと思います。
だからといって、そのダメ男のダメな部分を黙って受け容れるほどの鷹揚さも私は持ち合わせていないのです。
約束を守れない彼に向って「どうして時間どおりに来られないの?」と、彼に遅刻の理由を延々と説明させては、
彼の行動を全て否定するというやり取りが頻繁にありました。
次第に彼は、遅刻どころか、連絡なしにデートに来ないというルーズさを見せ始めました。
私は待っている間、何度も彼に電話をしていました。
「今どこ?なんで来ないの?」と、そこでも相手を責めて理由を問いただすようなメッセージをたくさん残していました。
最後の別れ方はこんな感じでした。
とうとう諦めて自宅に帰ったその日の夜、ダメ男からは一切連絡がありませんでした。
腹を立てた私は文句を言いたくなって彼に電話をするのです。
怒りに任せて語気を荒げながら彼にデートをキャンセルした原因や連絡をしてこなかった理由を尋ねるのですが、
私がどんなに怒鳴っても、彼は平然としているのです。
「どうしてそんなに平然としているの?」と訊くと、
「いやー、お前が怒っている原因がよく分からなくて困っているんだけど・・・。
普通、時間を過ぎても相手が来なければ諦めて帰るでしょう?」
と答えるのです。これには我慢も限界で爆発しました。
こうしてようやくダメ男から卒業
傍から見たら、彼も彼でしょうが、呆れるくらいに私も愚かだと思います。
別れの原因は、彼のルーズなところなのでしょうが、いつまでもダメ男に固執して引きずってしまったのは、私が彼をどうにかコントロールしたい、
『約束が守れる男に変えていきたい』という強い気持ちが原因になっているに違いありません。
しかも、彼は、寂しいからといって一人ではいられない私の体質に漬け込んでいたわけではありません。
そんなことにまで頭の回るような男性ではありませんでした。
結局、全ては私の一人相撲だったのだなと思ってしまいます。
執着せずにダメ男とは、早いうちにさようならをして、自分自身もダメ男生産マシンにならないようにすべきだと、
この経験から思いました。